メディアクラウドソリューション
ソシオネクストのメディアクラウドは、データ―センターにおける映像データ処理の効率を大幅に向上させるソリューションです。4K/HEVCなど、膨大な処理を必要とする高画質の映像データ配信が、今後ますます増加していく状況に対応します。
メディアクラウドを構成するのは、電力効率に優れた放送局向け品質のコーデックSoC 「MB86M30」 です。 MPEG2、 AVC (H.264) 、HEVC (H.265) をサポートするツールキットを提供し、高効率なトランスコード処理を実現します。
ソシオネクストとパートナー各社の技術の融合による本ソリューションは、HEVCエンコードに必要とされる消費電力、スペース効率、映像品質への高い要求に、将来にわたって対応し続けるよう設計されています。
MB86M30搭載ハイブリッドサーバについて
MB86M30搭載のサーバは、AVC/HEVCのABR(Adaptive Bit Rate)ストリームを最大で256バンドル同時にトランスコード可能です*。このような高度な映像データを1チップで処理することが可能なため、従来の標準的なサーバーシステムと比較して消費電力を約1/10まで抑えることができます。また、MPEG2、AVC/H.264、HEVC/H.265の各フォーマットの音声、映像のエンコード、デコード、トランスコードをそれぞれサポートしています。
ソシオネクストがパートナーと開発したハイブリッドモデルは、32個のトランスコーダーとシステムおよびアプリケーションの管理を行うx86 CPUを1RUのサーバーに実装しています。シャーシーはカスタマイズ可能で、二重冗長電源、デュアルポート 10Gbe LANなどデーターセンターサーバー向けに標準な機能をサポートしています。
*: 入力映像が1080p60の場合
ソフトウェアのポーティングは FFmpeg、GStreamer、 またはカスタムのプラグインにより容易に実現可能です。ハードウェアに伴う処理の複雑さをサーバー管理者が意識することはありません。
主な特長
ソシオネクストの「メディアクラウド」は、ストリーミングなどリアルタイムでの映像配信に必要とされる大量のトランスコード処理を、コンパクトなハードウェア、低消費電力、高いコスト効率で実現するソリューションです。
アプリケーション
- ライブ放送でのトランスコード処理
- Over the Top (OTT) 配信
- スポーツなどライブイベントの中継
- ストリーミング配信業者
- テレビ放送
- 教育機関、政府機関
- ビデオ会議システム
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