それが製品の信頼性につながる。
コツコツ調べ抜く。
それが製品の信頼性につながる。
- 品質保証統括部 信頼性技術部 信頼性技術課
2020年入社
※記事内容および社員所属情報は取材当時のものです。
- 品質保証統括部 信頼性技術部 信頼性技術課
2020年入社
※記事内容および社員所属情報は取材当時のものです。
現在の業務内容は?
僕が担当しているのは、出来上がったSoCのパッケージを物理的にチェックする業務です。パッケージをお客様のボードに搭載するには熱をかける必要があるんですが、その熱によってパッケージそのものが変形することがあるんですね。そうなると実装できず不良品になってしまう。それを防ぐために、前段階で問題がないかをチェックするわけです。放射線の影響でメモリが機能しなくなる可能性もあるので、その耐性を調べる部門もあります。製品の品質を保証するという意味で責任は大きいですし、ここで蓄積したデータが、素材や設計を見直していく材料にもなるわけです。
仕事の面白さは?
僕は大学院時代に透過型電子顕微鏡を使った物性物理というのをやっていて、半導体の材料であるシリコンについては物質として面白いなと思っていました。でも、大学学部時代の研究室では超伝導の研究をしていました。それぞれまったく分野は違うんですが、コツコツ調べて勉強していくことが自分は好きだし、楽しいなと思います。
今の業務においても、製品の信頼性を高めていくには、様々なことを解析しなければなりません。熱とは逆に、冷やしたらどうなるのか?応力の変化は?どういう構造だと弱いのか?いろいろ調べていくわけですが、学生時代と違うのは、本当に幅広い知識を網羅的に知る必要がある点です。製品にある現象が起こった際には、そこを起点にして周辺情報へとどんどん知識を横につなげていき、正しい判断をしなければなりません。また品質保証統括部のモットーは「お客様に寄り添う品質」です。お客様からの意見や要望もしっかり取り入れながら、お互いに納得できる信頼性の高い製品を作っていきたいと思います。
業務を行ううえでの、社内環境は?
社内にはデータベースもありますし、学術論文などの外部サイトにもソシオネクストとして登録されているので最新トレンドも自由に調べることができます。もちろん、先輩社員に相談することもよくあります。ソシオネクストはファブレス企業ですが、社内には工場で実際に製品をつくっていた経験を持つエンジニアもいます。そういうキャリアのある先輩は文献には出てこないような知識も持っていて、すごく参考になります。僕はもともと1人で抱え込んでしまうタイプだったんですが、今はまわりにも助けてもらいながら、仕事を円滑に進められるようになりました。
仕事とプライベートのバランスは?
朝型なので7時半くらいには出社することが多くて、定時には退社します。勤務時間についてはかなり融通がきくので、自分のペースで働けて、ありがたいなと思います。休日は江の島などの海岸でゴミを片付けるボランティア活動によく参加しています。小さなことでも、続けることに意義があると思うし、自分のリフレッシュにもなるので。実は1年ぐらい前にバイクを手放してしまったので、またバイクを手に入れてツーリングに行きたいなと思っています。毎日充実していますし、今後も自分が興味のあることに取り組んでいきたいです。
ある日のスケジュール
- 7:30 出社、メールチェック、本日の実施事項の確認
- 10:00 課内グループ会議
- 11:45 ランチ
- 13:00 開発品種仕様確認会議
- 15:00 パッケージ熱時反り計測
- 16:00 熱時反り結果解析
- 17:30 データまとめ、明日の実施事項の確認して退社