「最後の砦」としての、
責任とやりがい。
- プロダクション・クオリティマネジメントグループ プロダクト技術統括部 テスト技術部
2021年入社
※記事内容および社員所属情報は取材当時のものです。
- プロダクション・クオリティマネジメントグループ プロダクト技術統括部 テスト技術部
2021年入社
※記事内容および社員所属情報は取材当時のものです。
現在の業務内容は?
ソシオネクストで設計されるSoCは、ファウンドリ/OSATへ製造委託しています。委託先で製造された製品を検査するためのテスト工程を作るのが、私たちの仕事です。製品ごとにテストの工程や内容は違ってくるので、検査に必要な機器やプログラムを作って製造現場へ送り、現地のエンジニアの方々と連携しながら製品を検査していきます。私はまだ未経験なのですが、検査導入の日程前倒しや複雑な検査が必要な場合など、状況によっては海外の委託先に出向いて検証ラインの立ち上げを行うこともあります。高品質な製品を出荷するための「最後の砦」として、責任を感じると同時にやりがいも感じています。
仕事のうえで心がけていることは?
SoCの開発にはとても時間がかかるものなので、上流工程がスケジュールどおりに進むことってあまりないんですよね。必然的に、一番最後の工程であるテスト技術部には時間的余裕がなくなってきます(笑)。開発の進捗を横目で見ながら、どんな実験をして、その結果から次のアクションはどうするかというテスト計画をかなり入念に立てています。クオリティの高い製品をつくることを一番の目標に、エンジニアそれぞれが意見を出し合いながら、業務のやり方も改善しています。「本音で議論する組織」がテスト技術部のモットーなんです。
今後の目標は?
ソシオネクストには台湾に支社があり、製造委託先も台湾企業が多いので、普段の業務でも向こうのエンジニアの方々とメールやオンライン会議で頻繁にやり取りをしています。そこで感じているのは、国は違っても開発に向かう姿勢はみんな同じだということ。私も将来的には台湾で勤務してみたいと思っています。現地の人たちともっと積極的に技術協力や協議を重ねながら、いろいろな業務を行ってみたいんです。そのなかで自分の知識をもっと深め、検査品質の向上に貢献していきたいと思いますし、スキルアップのために語学力も身につけられればと考えています。
半導体に関連する企業はたくさんあると思うんですが、ソシオネクストに入社して良かったなと思うのは、自分たちが作ったSoCがどんな製品に使われ、それが社会にどう役立っているかを最後まで追えることです。車やカメラなど様々な分野から直接オーダーを受けて開発を行っているので、世界がより便利になっていくことや、自分たちの仕事が世の中に役立っていることを実感できる。それが大きな達成感につながっていると思います。
仕事とプライベートのバランスは?
もちろんリモートワークも会社で認められていますが、自分はほぼ毎日出社しています。そのほうが先輩に質問したり、まわりとコミュニケーションを取りやすい面もありますし、テスト業務で機器を使いたいことも多いので、できる限り出社しています。年に数回は繁忙期がありますが、それ以外では割と定時に仕事を終えられるので、週末は先輩と飲みに行ったり、休日はよく友達と野球観戦に行きます。横浜ベイスターズのファンなので(笑)。オンオフのメリハリをつけて生活をすることで、仕事へのモチベーションも高く保てています。
ある日のスケジュール
- 8:45 出社
- 9:00 課内ミーティング、業務進捗や課題に向けての対策を課内メンバーと共有
- 10:00 業務内容の整理・計画、前日達成できなかった目標があればリカバリの検討
- 11:45 ランチ
- 13:00 担当製品の打ち合わせに参加、より良い製品の開発のため関連部門と協議
- 14:30 担当製品の検査プログラム作成、LSIテスターを用いたデバッグ業務
- 16:30 週報準備
- 17:30 退社